機械式時計は錆ても修理できる?オーバーホールは?

機械式時計は錆びても修理できる? ・メンテナンス
・メンテナンス

「機械式時計に錆が出ているかもしれない…」心配ですよね。

修理できる?オーバーホールは?時計の錆についてお話します。

リューズが硬く動かない、文字盤のフチが変色してきた…、それは危険なサインです。

特に機械式の時計は修理が出来ない場合があります。

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錆ると修理が難しい理由

大きく2つの理由があります。

1.錆を削り落とせない

機械式時計が時を刻む為には、ゼンマイの解ける力と歯車などの滑らかな動きとバランスが重要です。

時計の歯車やテンプなどは本当に小さく薄く出来ています、なので錆を削って落とすことが難しく、
仮に削れたとしても部品自体の重さやバランスが変わり、時計の精度が大きく低下する可能性が高くなります。

2.また錆が発生する

錆が発生した時計は経年変化でリューズ部分やケース裏ブタなどにもダメージがある場合が多く、交換部品が無くオーバーホールをしても非防水に成ってしまうケースでは日本の高温多湿の環境でひと夏過ぎれば汗や湿気が入り込みまた錆が発生する可能性が高いのです。

錆を発生させる原因の汗や水分の進入を防げない状態の時計では修理をしても日常的な使用には向かなくなります。

でも交換ムーブがあれば大丈夫

錆が発生している時計でも、現在も同じムーブメント(機械)が生産されていれば部品交換出来るので大丈夫です。

しかし、交換部品が多くなるオーバーホールは高額になるので汗や湿気には気をつけましょう。

現在の機械式時計は汎用のムーブメントが多いので、ほとんど交換部品がそろっているので錆が出てもオーバーホール出来るので心配はありません。

定期オーバーホールが大切

錆は初期であれば対応出来るので錆に気が付いたらなるべく早くオーバーホールに出しましょう。

また、定期オーバーホールでパッキン交換や防水チェックをすることで錆の発生を遠ざけるコトができます。

5年に一度はオーバーホールをおすすめします。

アンティーク時計と希少モデルは注意して下さい

オメガやロレックスなどでは生産期間も長く、ムーブメントや外装部品の補修部品も豊富に揃っているので修理はほとんど大丈夫ですが、アンティーク時計や希少モデルは補修部品が入手困難になりやすく注意が必要です。

よく機械式時計はオーバーホールをすれば一生使えると言われますが、交換部品が無くなっている時計には当てはまりません。

一点モノのパーツを作製すれば出来るのでしょうが、費用や対応してくれる修理店などを考えれば現実的ではありません。

とにかく、アンティーク時計と希少モデルは錆を発生させないように気をつけましょう。

汗やホコリの危険性を知る

リューズや裏ブタのスキマなどに汗が長く留まる事で、金属パーツやゴムパッキンが劣化します、特にリューズのすき間は水分が長く留まりやすく錆やすい箇所になります。

ステンレスでも錆びる

錆びないと思っている方が多いのですがスレンレス素材でも錆は発生します。

スレンレスは酸素と触れ合う事で、酸化皮膜という保護膜を形成して錆ないようになります。なので、汗が汚れを集め酸素と結びつけない状態が続くと錆てしまうのです。

 誰でもできるメンテナンス

オーバーホールは時計修理技師にしかできませんが、誰でもできるメンテナンスもあります。

一か月に一度くらいでも良いので、使い古しの歯ブラシとメガネ用クロスなどで綺麗に掃除するだけで効果的なメンテナンスになります。

「かんたんメンテナンス方法」

  1. 全体的に拭きながら、汚れをチェックする
  2. 歯ブラシでスキマの汚れを落とす
  3. 最後に全体を拭き上げる

最後に

錆は時計の大敵です湿気と汚れが発生の原因になります、アンティーク時計は特に気をつけてください。

時計はお手入れをすれば本当に長く使えます、かんたんに拭き掃除をする習慣をつけましょう。

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