腕時計を贈り物にするなら「意味と価値観」を考えてみると、価格設定や選び方がみえてきます。
恋人、家族、職場でなど、贈る相手を少し想像してみましょう。
あなたは贈る相手をイメージ出来ていますか?
相手によろこんでもらえるかどうか、時計選びに自信が無い方はこの記事をぜひ参考にしてみてください。
では、「意味と価値観」を大切にした時計の選び方をご紹介します。
時計を贈る「意味」は?
まずはプレゼントするのがどのような機会なのかで違ってきます。
代表的な一例をあげると、
- 「恋人へ贈る」=同じ時間を共有したい、つねに着けてほしい
- 「入学祝い、就職祝い」=活き活きと活躍してほしい
- 「退職記念」=長年の労い、これからは自分の時間を楽しんでほしい
などになると思います。
あなが贈ろうとする相手にどのように使って欲しいかを、すこし考えてみてください。
考え方としては、「毎日着けられるか?」「年齢層に合っているか?」「記念として思い出になるか?」などを贈る側は考えましょう。
時計選びの考え方一例
- 相手のファッションや生活に合わせやすいか?
- 友人や同僚などに自信もって見せれるか?
- ありふれたモノになっていないか?
などです。一例として、
彼女にプレゼントする時などはシルバー系の指輪やネックレスを良くしているなら合わせやすいシルバー系色の時計を選ぶ。定番の時計でも地味すぎで、年齢と全然合わないと着けにくく、また「友人にも見られたくない」と成ってしまうので注意しましょう。
*彼女には自信をもって着けれる時計を、すこし頑張ってプレゼントしましょう!
大学や職場で友人や同僚に見せてもふさわしい時計とは、大学生でスポーツ系、体格がいいので大きくハリのある時計を選ぶ。公務員で窓口業務をするなら、薄型のシンプルな時計は嫌味にならず使いやすい。など年代や活躍する場に合うように選ぶのがポイントです。
退職記念などのプレゼントでは「これからは自分の時間を楽しんで!」という気持ちを込めて、相手の趣味が山歩きなら「スポーツ系」オシャレな方なら「華やかな時計」、骨董品や歴史が好きなら「ポケットウオッチ」などと定番の時計でなくても全然良いと思います。
*定番の金色薄型で黒革ベルトの時計は、退職後では着ける機会がすくないと思います
どのように使うかを考えることで、選ぶデザインやブランドなど決めやすくなると思います。
贈る意味と価格設定の相場
時計のプレゼント相場としては、
- 「誕生日・記念日」=1万円~3万円
- 「大学入学・就職祝い」=3万円前後~
- 「退職祝い・記念品」=2万円前後
が一般的だと思います。特に毎年おとずれるような記念日や誕生日にプレゼントに時計を購入する方は2万円前後が予算の相場です。
一般的な時計の価値感としては3万円~なら高級な時計として認識される方が多数です。また、ファッションブランドがラインナップする時計も高級として認知されています。(一例:アニエスb、ポールスミス、ディーゼルなど)
一般論としていえば5万円以上ならば良い時計として認識されるようです。
時計に詳しい方とそうでない方とでは、時計に対しての価値観や価格感には非常に大きな差があり、その差を埋めることは出来ないと思います。
ウオッチメーカー以外は認めない、ファッションブランドはダメなど詳しい方は考えると思いますが、プレゼントは相手によろこんで頂くが目的なので私はどんなブランド、デザインでも相手からの要望があればその時計をプレゼントするようにしています。
相手の「価値観」に合わせること
私が時計をプレゼントする時に一番考えることは「相手の価値観に合わせる」ことです。
人の価値観はそれぞれ違い、またそれを感じ取ることは簡単ではないと思いますが、贈る相手の持ち物や日ごろの会話を思い出して考えることが大切です。時計の話しなどほとんど出ないと思いますが、相手の持ち物である程度は想像できます。
時計と価値観が似ている物としては、鞄(かばん)靴(くつ)眼鏡が代表的で、どれかでも良い物をもっているなら「こだわり派」の方かもしれません、反対にこの三点にこだわりが無い方は「トレンド派」になると思います。
時計をこだわりとトレンドで考えると
大きなイメージにすると、こんな感じです。
こだわり派 | トレンド派 | |
---|---|---|
ブランド | 時計メーカー | ファッションブランド可 |
ムーブメント | 機械式 | クオーツ時計 |
カラー | 単色系 | 華やかな色もOK |
*これは絶対という意味ではなく、このイメージから選択幅を広げていくと選びやすいということです
価値観などと大げさに書いていますが、相手が時計を「自分を表す装飾品」と考えるか「生活小物」と考えるかという意味です。時計のプレゼント選びでは、ここがポイントです。
私が実際にプレゼントした時計をご紹介します。
私は大学の入学祝いで3人の甥っ子に時計をプレゼントしたのですが、家族の方などにいろいろ聞いてそれぞれ決めました。
1.Tissot(ティソ)PRC 200クロノグラフ
【物にこだわりが無く活発な性格の方へ】
出典「TISSOT」
あまり物にこだわりが無いということなのでクオーツ時計を選び、カジュアルやスーツ系にも合わせやすい様にティソPRC200のクロノグラフにしました。また、活き活きしたイメージの方なので文字盤は青色に決めました。
2.Hmilton(ハミルトン)カーキ・フィールド・オート
【持ち物にこだわる、繊細な性格の方へ】
出典「HAMILTON」
こだわり派で繊細な方なので機械式の時計も大事にしてくれそうなので、ハミルトンのカーキオートにしました。ケースサイズも40㎜以内で主張しすぎぎないので良いと思いました。
3.Tissot(ティソ)PRC 200
【オシャレでシンプルな物を好む方へ】
出典「TISSOT」
物静かでオシャレ好きな方なのでティソPRC200のシンプルな3針クオーツにしました。また華奢な感じなのでサイズも大きすぎず良いと思います。シンプルな洋服や小物に合わせやすいように文字盤は黒文字盤を選択しました。
選ぶポイント
「機械式かクオーツか?」
あまり時計や物にこだわらない人へはクオーツ時計がおすすめ、機械式はどうしても日差(1日で20秒前後ズレる)やオーバーホールが必要になるのでこだわり派の人にしかおすすめしません。
「デザインと大きさ」
デザインはその人のイメージを考えながら選んでいます、活き活きしたイメージなら少し大き目で鮮やかな色を、細身の方や繊細なイメージなら40㎜以内の小ぶりな時計がおすすめです。
「おすすめポイント」
上記の時計に共通したスペックがあります、それはサファイアガラス採用の時計です。サファイアガラスでないとダメではないのですが、永く気持ちよく使えるサファイアガラス採用の時計がおすすめです。
*サファイアガラスは擦り傷がほとんど入りません、しかし高価な時計が多い
さいごに
時計のプレゼント選びは選択肢が多数あってなかなか難しいと思います。
この記事では「どう使ってほしい」「その人のイメージに合わせる」というポイントでお話ししました。
メーカーやブランド、価格だけにこだわらず、贈る相手のイメージにぴったりの時計をプレゼントするのが良いと思います。
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