グランドセイコーからSEIKOが消えた!GSロゴについての私感

グランドセイコーからSEIKOが消えた! ■時計レビュー
■時計レビュー

2017年のSEIKOの大きな話題と言えば、「グランドセイコーの文字盤からSEIKOの文字が無くなった」コトです。

賛否両論は有りますが、私は素晴らしい決断だと思います。

今回はグランドセイコーのロゴ表記について、私ながらの印象をお話しします。

スポンサーリンク

*この記事はアフィリエイト広告を利用しています

デザインに幅が出来て良くなった!

グランドセイコー SBGA293 引用

出典「公式グランドセイコーサイト」

私の個人的な感想は、GSのロゴがメインになったので文字盤がクリーンなイメージに成ったと思います。

また、文字盤に空間をつくることで立体感や奥行き感を上手く演出できています。

このGSのロゴをメインにすることで、以前より”GS”というイメージがしっかり伝わってきます。

ーー以前のグランドセイコー

セイコー 2010 グランドセイコー ロゴ一例出典「公式グランドセイコーサイト」

ーーオフセットしてもバランスが良い

さらにスプリングドライブクロノでは、11時側にオフセットされたGSロゴがとても上品で印象的です。

グランドセイコー SBGC219 引用 出典「公式グランドセイコーサイト」

GSロゴが小さくデザイン的に弱いと考えている方もいるみたいですが、グランドセイコーはブランドを押し出しているのでは無いので、小さくクリーンなロゴで良いと思います。

以前は文字盤にSEIKOが多かった…

2017年新作までグランドセイコーの文字盤には、3つのSEIKOが有りました。

「SEIKO」「GS」「Grand Seiko」と3つのロゴマークが有ったんです。

この文字盤に多数あるSEIKOのロゴについて、私が時計販売職を始めた1999年頃もSEIKO販売員から、「SEIKOが多すぎるので、GSのロゴだけにして欲しい」と要望が何回も報告されていました。

しかし、一向に変わることなく2017年新作まで文字盤にSEIKOが3つもありました。

海外からの爆買いがトリガーかも?

私はもう数年前に時計販売職から離れているのでSEIKOの内情は全く分からないので想像になりますが、今回のGSロゴ変更は”海外からの観光客の爆買い”のおかげかもしれません。

爆買いブームの時は、海外の観光客の方が何十本も腕時計を購入されるのです。しかも高額な腕時計も平気で何本も購入されました。本当に凄かったです!

この頃から、SEIKOのグランドセイコーは凄く良い腕時計というイメージが海外でも定着し始めたのです。

その当時はまだスプリングドライブが浸透していなく、モデルとしては特にメカニカルが大人気でした。

ちなみに中国からのお客様はシリアルナンバーを気にされる方が多く、縁起の良い数字「8」が入っていると喜んで購入されていました。(メカニカルモデル)

海外展開が重要になっている

ロゴには賛否両論があるとは思います。

グランドセイコーはスタイルを長く守っていたので、反対派の意見ももちろん理解できます。

しかし、国内需要だけでなく世界的な販売展開を考えると”GS”というイメージ戦略が必須になります。

世界的に考えると高級腕時計とは宝飾なので、ブランドイメージがとても重要なのです。

国内での腕時計離れによる需要減少を考えると、世界的なブランドイメージを構築しておかないとグランドセイコーの未来は無いのです。

最後に

グランドセイコーは本当に良い時計だと思います。

手に取ると「精密感が全く違う」のがよく分かります。

リューズの操作感だけでなく、ベルトの滑らかさやバックルの信頼感など全てに精密感があふれているのです。

これが満足感につながるのだと思います。

グランドセイコーが気になっている方は、ぜひ試着だけでもしてみてください。

おすすめグランドセイコー

▼上品であり精悍なデザイン

コメント

タイトルとURLをコピーしました