セイコースポーツの頂点として『LX(ルクス)ライン』が2019年のバーゼルワールドで発表されました。それはSEIKOが得意としているダイバーズだけではなくプロスペックス「陸・海・空」すべてのラインのハイエンドコレクションとなっています。
今回の『LX(ルクス)ライン』はどのモデルも50万円以上の価格設定となっており、SEIKOのかなりの本気具合が見えてきます。
セイコースポーツの頂点『LX(ルクス)ライン』
新シリーズ「LX ライン」は、プロスペックスの本質であるリアルスポーツのヘリテージを色濃く受け継ぎながら、高級機としての審美性を追及するとともに、現代における最高の技術を注ぎ込むことで、セイコースポーツの“正統進化”を実現した“陸・海・空”の3つのフィールドを横断するハイエンドコレクションです。
出典:SEIKO
今回の新シリーズ『LX(ルクス)ライン』は以前のような復刻デザインというだけでなく、SEIKO独自のムーブメント「スプリングドライブ」を採用したこだわりのモデルばかり。
さらに、あの奥山清行(おくやまきよゆき)氏を開発アドバイザーとするなど、相当に力を入れたシリーズとなっています。
どのモデルも繊細なデザインで、もはやプロスペックスと呼ぶのがもったいないほどの堂々とした雰囲気。プレスリリースの写真を見て「凄いヤツが揃ってるな!」という印象…。
とにかく写真を見ただけでも力強さと高級感のオーラが痛いほど伝わってきます!
■ デザインベースは1968ダイバーズ
・左:ランドマスター 中:1968ダイバーズ 右:フライトマスター(すべて過去モデル)
出典:SEIKO
今回のルクスラインはデザインベースが1968ダイバーズとなっています。このデザインベースに過去モデルの”ランドマスター”や”フライトマスター”などの面影を落とし込み、新世代のスポーツラインとして完成させています。
骨太の1968ダイバーズのアウトラインと過去モデルの融合が素晴らしく、時計業界にいた人なら「あのランマスやフライトマスターがこんなに豪華になるなんて!」って驚いているはず(笑)
過去モデルの面影は残っているのですが、とにかくオーラがまったく違っているのが凄い!!
今回のモデルの中で私が一番気になったのが、赤いGMT針が付いた「SBDB031」。
『LX(ルクス)ライン』SBDB031
出典:SEIKO
ムーブメント | 5R66 |
---|---|
ケース素材 | チタン(ダイヤシールド) |
サイズ | 幅44.8×厚14.7mm |
価格 | 580,000円+税 |
発売予定 | 2019年7月予定 |
このSBDB031はフライトマスターをオマージュしたデザインですが、赤いGMT針や24時間表記ベゼルの繊細な感じなど絶妙な雰囲気にまとまっていて、とにかくお洒落な印象。
ケースが骨太になったことで、文字盤や時分針デザインの繊細なイメージが際立っています。
スポーツ系のデザインなのですが本当に綺麗なスタイルになっておりスーツやジャケットによく似合いそうな一本。写真では文字盤の発色が分かりにくいのですが、きっと上品な色あいに違いありません。そしてスプリングドライブのよどみなく流れるような秒針が合わさって、時計好きにはたまらないモデルになっていそうです!
今までのSEIKOのスポーツラインは武骨なイメージが先行していましたが、『LX(ルクス)ライン』はかなりラグジュアリー感を大切にしているように感じます。
それにしてもSBDB031は骨太+繊細という相反するイメージが上手く融合しているのが素晴らしい!
7月の発売が楽しみです。
あとがき
今回ご紹介した『LX(ルクス)ライン』はかなり高額になるので購入候補から外れてしまう人も多いと思いますが、ロレックスやオメガより目立ちにくく良い時計を探している人にはぴったりかもしれません。
私も買えませんが、試着だけはしようと思っています。
コメント