知っていました?腕時計を拭くだけでトラブルを防げます!

時計 全体拭き ・メンテナンス
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あなたは大切な時計を長く愛用するためにサッと時計の拭き掃除をするだけでトラブルを未然に防ぐことを知っていますか。

それは時計に付いた汚れが錆びや金属アレルギーを引き起こす原因になる可能性があるからです。なので毎日ではなくても数週間おきに拭き掃除できれいにする習慣をつけるだけで時計のトラブルを防ぐことができるのです。

今回は時計の簡単で効果的な掃除方法をご紹介します。

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知っていました?本当は錆びるステンレス

「ステンレス=錆びない」と思われていますが本当は錆びるコトもあるんです!

それは、ステンレスは表面に薄い酸化被膜(さんかひまく)をつくり耐食性を強くしているのですが、酸化被膜をつくるのに酸素を必要とするから。

そうです!

汚れがたまってしまうと金属表面が酸素と結びつくことが出来なくなり酸化被膜をつくれず錆びてしまうのです。

時計のケース(本体)が錆びてしまった場合は非常に高額の修理になったり、最悪は部品が無く修理不可能になってしまうコトもあります。またベルトをつないでいるピンが錆びてベルトが外れて時計を落下させて壊してしまう可能性もあります。

なのでときどき拭き掃除をする習慣をつけておきましょう。

誰でもできる簡単で効果的な拭き掃除の方法

もちろん拭き掃除だけでも大丈夫ですが、ひと月に一度くらいはもっと細かく掃除するのもおすすめ。

掃除する道具としてはクロス・歯ブラシ・つまようじがあれば十分です。さらにカメラ用品のホコリを吹き飛ばすブロアーという用品があれば便利です。

これだけあれば本当に綺麗に掃除できます

メンテナンス用品(ネーム有)-2-1

ブラシは使い古しの歯ブラシでかまいません。

クロスは指紋の油汚れもスッキリ取れるセーム革やマイクロファイバークロスがおすすめ。

まずは全体のチェックと大まかな拭き掃除

まず拭き掃除をする前に時計のキズ、ヨゴレ、時間のズレなどをを簡単にチェックしてください。

全体をチェックすることで大きなトラブルになる前に修理などの対策ができます。

キズや汚れ具合を見てみましょう

時計 全体チェック

  • キズ:ガラスやケース(本体)などにキズが無いかチェックしましょう。知らずにぶつけていることもありますリューズも忘れず見てください。
  • ヨゴレ:夏場は汗をかきやすいので汚れがたまります。ケース裏やベルト裏をチェックしてください。
  • 時間のズレ:遅れ、進みがないかチェックしましょう。

全体をチェックしたらセーム革(メガネ用クロスなどでも可)で綺麗にに拭いてください。時計全体の汚れをサッと拭くだけでかまいません。

簡単な拭き掃除は毎日がおすすめ

時計六時側拭き-1

watch-mix
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簡単に拭き掃除するだけでも錆びを防ぐことになります。

スキマの汚れを掃除する

全体の汚れを拭いた後はベルトや時計裏のスキマにたまっている汚れを掃除しましょう。

最初にブラシで本体の裏やベルト裏を軽くブラッシング、表側からブラッシングすると小傷が付く可能性があるので止めましょう。

ベルトのスキマは汚れがたまりやすいです

ブラッシング アップ

それからつまようじで文字盤周りやボタン周りを掃除します。

ガラスのフチも掃除ポイントです

つまようじガラスフチ掃除-アップ-2

最後にブロアーで残ったホコリを吹き飛ばす

ブラッシングしてもスキマに残るホコリや汚れが残ってしまうので、最後にブロアーで吹き飛ばします。

スキマの汚れやホコリもスッキリ!

時計 ブロアー掃除-1

これで掃除完了です。

ここまで細かく掃除すると時計を何年使っても輝き感があり気持ちよく使えます。

*リューズのスキマは残っていた湿気を内部に入れてしまう可能性があるのでブロアーを強く吹き付けないでください。

watch-mix
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ブロアーはベルトのスキマの汗やホコリが簡単に掃除できるので、あればめちゃくちゃ便利です。おすすめ!

時計のキズや変色は大丈夫?

時計を掃除していたときにキズや変色を見つけることもあると思います。

それぞれの不具合を解説します。

  • ガラスにキズ(割れていたら迷わず修理)
  • ケース(本体)、ベルトにキズ
  • ヨゴレ?変色?
  • 時間が大きく遅れている
  • 秒針の動きが数秒おきに進む

ーー「ガラスのキズ」

時計のガラスはサファイアガラス以外は擦り傷が付きやすくどうしてもキズがつきます。

ガラスは磨くことができないので、どうしても気になるようならガラス交換の修理を時計店で相談してみましょう。

普通のガラスは小傷が多少入ってしまいます

ガラスキズ-1

ーー「ケース、ベルトのキズ」

SS(ステンレス)のケースやベルトなら小傷くらいは自分で磨くことも可能ですが難しいので初心者の方にはおすすめできません。

どうしても気になる場合は時計店で新品仕上げという研磨修理を相談してみてください。(料金は高価です)

メタルベルトキズ

ーー「変色している」

メッキ部分は汗やヨゴレに弱く変色しやすいので気を付けましょう。汗やヨゴレをこまめに拭いて予おけば予防できます。

基本的に変色してしまった場合交換修理でしか対応できません。

ーー「時間の大きな遅れ」

クォーツ時計(電池)の場合は電池消耗の可能性を疑ってみましょう。電池交換しても遅れる場合は故障や磁気帯が考えられます。

自動巻き(オートマチック)の場合はデスクワークの方など活動量が少なく巻き上げ不足のケースも多いので手巻きで巻き上げてチェックしてみましょう。
(手巻き機構が無い場合は左右に60回ほど往復するように振ってください)

ーー「秒針が数秒ごとに進む」

電池時計やソーラー時計は電池残量が低下したことを知らせる機能として秒針の変則運針(数秒ごとに進む)という機能がついています。

クォーツ時計なら電池交換、ソーラー時計なら一日ほど太陽光が入る場所に置いて充電しておきましょう。

あとがき

毎日のメンテナンスとして拭き掃除が効果的なので、ぜひ試してみてください。

簡単な拭き掃除をコマめにするだけで数年後の時計の状態は大きく変わります。

時計の状態を綺麗に保つのが自分でできる最良のメンテナンスです、錆が時計の大敵なのでとくに夏場は汗をそのままにせずに拭いておきましょう。

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