2020年春以降、業種によってはテレワークが主流になりオフィスに出向くのは週に数度というひとも増えているのではないでしょうか。
さらに3密を防ぐということで、仕事終わりに毎日のように居酒屋で仲間のワイワイってことも本当に少なくなっていると思います。
人とあまり直接会う機会も少なくなった今、腕時計の価値観は変わるのでしょうか?
個人的には「ドヤ感より心地よさ」な腕時計が人気となると思うんです。
今まで腕時計は男性にとってはステイタスを誇示する貴重なアイテムだったのには間違いありません。
でも、
それは人と会うということが前提だったり”誰かと出会うかもしれない”という期待を込めておしゃれに気を使ったりしていたからですよね!?
しかし現在はできるだけ大人数での食事や行事が減ってきています。
なので腕時計に対する価値観が少し変わってくるかもしれません。
しかし、
腕時計ってやっぱり”良いモノ””を身に着けていたいですよね!!
今回はテレワークやオフィスカジュアルが楽しくなるような厳選の腕時計5本をご紹介。
オフィスカジュアルに絶品の腕時計【10万円以内】
じつは、個人的にはテレビや新聞で書かれているほどアフターコロナにテレワークがメインになるとは思えません。
でも多くの企業がスーツ絶対主義から、だんだんとオフィスカジュアル化が進んでくるような気がします。
それは多人数が一度に集まる会議が多かった企業もオンライン会議になり、上半身しか見えない場合も増えてくるから。
なのでスーツにぴったりな地味目のビジネスウォッチではなく、もっと楽しんで時計を選んでいい時代になっていくのではないでしょうか。
ジャケパンスタイルにぴったりがイイ!
今回はジャケパンスタイルにおすすめな10万円以下の腕時計をご紹介します。
イメージはノータイのワイシャツにスラックスだったり上品目なチノパンなど、ちょっとワイシャツの袖をまくってこなれ感を出すようなスタイルを考えてセレクトしました。
選んだポイントは、
- ジャケットにも合わせやすい
- 長く使える上品なスポーツ系デザイン
- なるべく人と被りにくい腕時計
この3つ。
オフィスカジュアルにも着けやすく、スポーツ系のデザインだけどシックな雰囲気がある時計だけを厳選しました。
ぜひ時計選びの参考にしてみてください。
『HAMILTON』カーキ ネイビーQUARTZ
出典:HAMILTON
まずはじめに歴史のある時計ブランドHAMILTONから、人気のカーキネイビーのQUARTZモデルをご紹介します。
HAMILTONのカーキネイビーには機械式時計のSCUBA AUTO(スキューバ オート)があり人気モデルとなっていました。そのSCUBA AUTOをやや小ぶりな37mmサイズに変更し、ムーブメントを扱いやすいクオーツにしたのが今回ご紹介するカーキ ネイビーQUARTZとなります。
・こちらがSCUBA AUTO(40mmサイズ)
また文字盤のデザインも小変更され、スマートなフェイスとなっていることもありビジネスシーンにおいても使いやすい印象。
ダイバーズウォッチと言えば大きくて重たいというイメージがあると思いますが、このモデルは37mmサイズということもあり手首への収まりもよく誰にでも使いやすいモデルだといっていいでしょう。
また一般的なクオーツ時計なので機械式時計のように数日使っていなくても止まったりすることがなく、サブの時計としてときどき使うってひとにもぴったり。
このカーキ ネイビーQUARTZの最大のポイントは、ワイシャツの袖口を少しまくって時計を見せても嫌みな感じがしない程よいサイズ感。
完成度の高いスマートなダイバーズデザインで視認性も高く実用性も抜群!
サラっとスポーツ系腕時計を楽しみたいひとにイチオシ。
老舗時計ブランドHAMILTONの時計だけあって造りは堅牢。一本の時計を長く愛用したいってひとに自信をもっておすすめ。
■こんな人におすすめ
- 有名ブランドの時計がいい
- 大きな時計は苦手
- メンテナンスは楽な方がいい
基本スペック:幅37mm・10気圧防水・サファイアガラス
『SEIKO』プロスペックスSBDC083
出典:SEIKO
「やっぱりダイバーズウォッチならSEIKOでしょ!」ってひとには使いやすくスタイリッシュにリニューアルされたプロスペックスSBDC083がおすすめ。
このモデルは『スモウ』と呼ばれ日本だけでなく世界中で人気となっている定番ダイバーズウォッチで、一生モノの腕時計として選ぶのもアリ。
ただしサイズが幅45mmと大きく、重さもあるので時計をあまりしない人にとっては決して心地よい時計とは言えないかもしれません。
しかし、SEIKOらしい重厚なデザインと本格ダイバーズスペックの腕時計を着けるだけで、なにげない毎日の気分もアップすること間違いないでしょう。
スーッと伸びた特長的な秒針もスマートな印象にさせています。
またムーブメントは最大巻上時約70時間持続と使いやすさのアップした6R35ムーブメント採用。使いやすさだけでなく信頼性も抜群。
サイズ的にはドヤ感のあるダイバーズウォッチと言えますが、SEIKOというブランドイメージが嫌みではなくどんなシーンでも使いやすいのもいいところの一つ。
本格スペックの使いやすいダイバーズを探しているひとにおすすめ。
実際に手にすると逆スラントしたベゼルやラウンドしたラグなどが合わさって、写真で見るより立体感にあふれていて驚くと思います。
それとベゼルの操作感や着用感などに重厚感があり、”ホンモノ”というオーラがしっかりあるのも所有する満足感につながる。
4時位置リューズもSEIKOダイバーズらしく実用的、しかも格好イイ。
■こんな人におすすめ
- SEIKOが好き
- 機械式時計が欲しい
- 一生モノと言える時計がいい
基本スペック:幅45mm・200m潜水用防水・サファイアガラス
『TISSOT 』PRC200 クロノグラフ
出典:TISSOT
たぶん時計好きなひとでなければ、このTISSOTというブランドを知らないのではないでしょうか?
日本ではあまり有名ではありませんが、なんと!150年以上の歴史を誇る1853年創業のスイス老舗時計ブランドなんです!
ちなみにTISSOTはティソと読むのですが、知らないとちょっと読みにくいですよね…。
今回はそんなTISSOTから定番スポーツモデル「PRC200 クロノグラフ」をご紹介します。
このモデルはスポーツ系のクロノグラフなのですが、ソリッド感のあるデザインが欧州的な上質感を感じさせてくれるのが人気の理由といっていいでしょう。
そしてクロノ針がイエローになっているのも良いアクセントの一つ。
またブレスレットがポリッシュとヘアラインの5列ブレスになっていてスポーツ系なのに上品な雰囲気を感じさせるのも面白い。
価格についてはクオーツだからということもありスイス製なのに6万円台という驚きのプライス設定も嬉しい。
スペック的にも20気圧防水、サファイアガラス採用と申し分ありません。
ややクラシカルなスタイルでコーデのアクセントとしても使いやすいクロノグラフ。
ちょっと人とは違うスポーツ系腕時計が欲しいひとにおすすめ。
余談ですがTISSOTの時計BOXは驚くほど重い。(冊子が入っていてすごく豪華なんです!)
■こんな人におすすめ
- スイス製の時計を使ってみたい
- おしゃれなクロノグラフが欲しい
- 時計はデザインにこだわりたい
基本スペック:幅42mm・20気圧防水・サファイアガラス
『ORIENT』SEMI SKELETON
出典:ORIENT
有名ブランドの時計もいいのですが、ちょっと所有感をくすぐる機械式腕時計も満足感の高い一本だと思います。
日本の時計ブランドの中ではやや知名度のひくいORIENTですが、こだわりのあるデザインで毎日を楽しくしてくれるモデルも沢山あります。
そんなラインナップの中から、今回はSEMI SKELETONというモデルのシブいブラウンカラーにピンクゴールドが絶妙なRK-AT0103Yをご紹介!
「え?ピンクゴールドなんてドヤ感ありすぎでしょ!」って考える人もいると思いますが、このモデルはブラウンフェイスにブラウンレザーになっているのでピンクゴールドと調和がとれていて嫌みな感じはなく、上品な贅沢感にあふれています。
それとオープンハートと言われるムーブメントがチラッと見える文字盤デザインになっていて、特別感があり所有欲を満たしてくれる。
ちなみに12時位置の針はパワーリザーブと言ってゼンマイの持続時間を表示している。これはORIENTの時計に多くみられるアイコンで、時計好きな人からすれば”ORIENTスター=パワーリザーブあり”ってイメージがあるくらい。
とても雰囲気があり良い時計。
ORIENTはブランドネーム的にはやや押し出しが足りませんが、好きになればゾッコンになること間違いなし。
ただし売っているところが少ないので、実物を見ないでネットショッピングすることになるかも…。
こだわりのMade in Japan!
■こんな人におすすめ
- 人とは違う時計をしたい
- 機械式腕時計じゃないとダメ
- 大人の雰囲気を大切にしたい
基本スペック:幅43.2mm・20気圧防水・サファイアガラス
『KNUT GADD』クルツダイバー
出典:bstyle store
『KNUT GADD(クヌート・ガッド)』はスウェーデン発の新鋭時計ブランド。2014年に誕生したばかりの若い時計ブランドなので日本ではまだまだ知る人ぞ知るといった感じ。
今回ご紹介するCULT DIVER (クルツ ダイバー)は¥27,500 (税込)なのですが、デザインや質感が想像以上に素晴らしく信じられないくらいコスパの高い一本。
スタイリッシュなデザインでスーツやデニムなどファッションを選ぶことなく着用することができ、誰にでも使いやすいのが◎
針やインデックスに塗られている蓄光塗料はクリーム色になっていて、ビンテージダイバーズのような仕上げにしているのも「時計好きの心を知っているなー」って感心させられる。
ガラスはふっくらとしたドーム型になっておりクラシカルな雰囲気を演出、歪みもあまりなく視認性も悪くありません。
100m防水とスクリューロック式のリューズで安心感も抜群。
さらに回転ベゼルはクラスを超えた操作感を味わえる120クリックになっていて動きがとても滑らか。
サイズについてはやや大きめな幅41mmなのですが、スッキリとした印象なので大きさを感じさせません。さらにクオーツモデルなので高さや重さもあまりなく着用感も良好。
沢山のおすすめポイントを書きましたが、これはどれも私が実際に愛用して感じたことばかりなんです!
バックルの造りなど価格相応の部分もありますが、トータルで考えるとヤバイくらい満足感の高い一本だと思います。
デザイン良し、スペック良し、実用性良しとバランスのとれた腕時計。
ブランドネームやムーブメントなどは上記4本の時計にはかないませんが、時計を楽しむという心地よさは絶対に負けていません。
デザインが気に入ったら即買いOK!
■こんな人におすすめ
- ビンテージ感のあるデザインがすき
- 大げさなデザインの時計はは苦手
- コスパの高いモノがすき
基本スペック:幅41mm・100m防水・ミネラルガラス

あとがき
男性の腕時計っていちばん着ける時間の多いビジネスシーンに合わせて選ぼうとするので、ややかしこまったスタンダードなデザインの時計を選びがちだったのではないでしょうか。
それと人と会うことが多いので『ドヤれる腕時計』いわゆる高級時計が欲しいと思っているひとが多かったはず。
でもテレワークが増えたり多人数の会議や仕事終わりのビジネス飲みも減ってきて、腕時計でドヤ感を出す必要もなくなったのでは!?
なので今は自分が心地よいと思える時計を選べばいいと思うんです。
しかし何十万円もする時計はムリだけど、時計好きなひとから「良い時計選んだね!」と褒められるくらいの時計は着けておきたいもの。
でも「時計に詳しくないから何を選んでいいか分からない」って人や、「雑誌を見るとウン十万円の時計ばかりおすすめされて参考にならない…」って人も多いと思うので、今回は10万円以内でオン・オフともに使いやすいスポーツ系デザインの時計を厳選してご紹介しました。
どれもスタイリッシュで長く愛用できるモデルばかりです、お気に入りの時計で気分をアップさせてください!
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