ネジ方式の時計ベルト調整方法【写真解説】

・ベルトサイズ調整
・ベルトサイズ調整 ■メンテ&ベルト関連

ネジ方式は比較的に高価な時計で多く採用されている方式ですが、調整方法は簡単なのですが自信の無い方にはおすすめしません。

理由は、高価な時計はケースやベルトの仕上が良いので小さなキズでも目立つからです。

キズが心配な、調整作業に自信の無い方は無理をせず時計店での調整をおすすめします。

調整作業に自信がある使い込んでる時計なので少しのキズは気にしないという方も慎重に調整作業を行って下さい。

個人でのベルト調整は自己責任で行って下さい。

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調整工具

  • 精密ドライバー必ずネジ溝のサイズに合ったドライバーを使用してください
  • 固定台(時計用万力は固定幅を調整出来るので、予算があればおすすめ)
  • ブロアー(カメラ用品)
  • セーム革、クロス(メガネ用クロスでも大丈夫です)
  • ビニール(小さな切れ端で良いです)

ネジ用 工具・ドライバーのサイズが重要です

ドライバー 適切-アップ

ドライバー 小さい-アップ

ネジのサイズとピッタリのドライバーを使いましょう。

調整手順

調整方法は非常に簡単です。

「しっかり固定する」ビニールでベルトをはさみキズ予防をして動かないように固定台にセット。

ビニールですり傷を予防します

ネジ調整 固定

ネジを回すときはネジを押す力7割、回す力3割の加減で力を入れる。回りだしたら押す力を弱めてそのまま最後まで回してください。

コツは押す7割、回す3割りの力を意識する

ネジを外す

外すコマ分のネジを抜いてコマをとる。

横を外す

ネジを戻す時はネジにホコリなどがついていないか確認して下さい。つけるネジ、ネジ穴を一度ブロアーで吹いてホコリを払ってつける作業に入りましょう。

ネジ溝 掃除

ここがポイント

<ネジが途中でとまる場合>

ネジ先が短いと斜めに入りやすくネジが途中でとまってしまいます。そのまま力を入れて回すとネジを傷めてしまうので必ず一度外してから入れ直ししてください。

ネジの長さが短いほど、斜めに入りやすいので注意してください。

<ネジを斜めに入れない方法!>

ネジ穴に対してネジを垂直に軽くあて、最初は左回り(逆回転)にゆっくりと回してください。

すると、カチンとした感覚と小さな音がします。そこから右回り(正回転)に回して締めこみます。ネジ先を合わせる方法です。

この方法でネジを締めると斜めに入りにくくなります。

<ネジを締めこむ加減>

ネジはキツく締め過ぎてはいけませんネジが傷んでしまいます。
また、緩みやすくなる原因になります。

ネジを締めこむ最後にクッと締め込めば大丈夫です。グッではありませんので注意してください。

試着して確認する

必ず試着してサイズやバランスを確認しましょう。手首の真上か、少し手前に向く調整がおすすめです。

確認方法は「時計ベルトのサイズとバランスを確認しよう!」を参考にしてください。

あとがき

  • 必ずネジ溝のサイズに合ったドライバーを使用して下さい。
    サイズが合わないドライバーではネジ溝を傷めたり、ドライバーの先が溝から抜けてベルトにキズをつける可能性が高くなります。
  • ネジを締める時に、ネジにホコリやゴミがついていると締め付けトルクが変わってしまい、締め付け過ぎてネジを傷める可能性が高くなるので気をつけてください。

ネジ方式は手順は非常にかんたんなのですが、工具のドライバーサイズがあってないとネジ溝をキズつけたりベルトにキズをつける可能性が高くなるので気をつけてください。

ネジを締めているときに止まってしまうのは、ネジが斜めに入っている可能性が高いので一度外して締めなおしましょう。

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