今回は私が愛してやまないSEIKOマリーンマスター「SBBN017」の使用感や交換した革ベルトをご紹介してみようと思います。
「ツナ缶」という愛称で人気の外胴プロテクターモデルですが、私は2012年頃に購入したので現行モデルと文字盤や針の形状などが違う一つ前のモデルとなります。
また、ツナ缶の迫力に負けない肉厚の革ベルトに交換して愛用しているので、革ベルトにしようと検討中の人は交換イメージの参考にしてみてください。
マリーンマスター「SBBN017」を愛用
じつはこのSBBN017を購入するときに黒ベゼルのSBBN015と迷っていました。
でも購入後すぐにブラウンの革ベルトに交換する予定だったので、ややクラシカルな印象のシルバーベゼルが似合うと考えてSBBN017 に決めました。
私が交換したのはモレラート「ワイド」ダークブラウンという革ベルトです。それに使いやすさと革の劣化を防ぐためにカシスというブランドのDバックルを付けています。
長年愛用しているのでベルトには汚れやシミがあり使い込んだツールのような風合いが出てきました。そろそろ交換時期だとは思うのですが、この武骨な感じも気に入っているのでもう少しこのままの予定です。
*写真はオリジナルではなく、モレラート社の革ベルトに交換して数年間使用した状態です。
私物のSBBN017を写真でご紹介
存在感のあるデザインとサイズがお気に入りです。
ケースの厚みはありますが裏ブタがフラットに近い形状なので装着感は悪くありません。
大きさは有りますがリューズが4時位置なので手の甲に当たることもなく、一日中着けていても快適です。
また購入前に思っていたほど大きさが邪魔にならず、日常的に使いやすい時計でした。
時分針は独特の形状で、ややクラシカルな雰囲気があります。またインデックスには見えにくいのですが繊細なフチドリが入っています。
ガラスは、ややふっくらしたカーブガラスになっています。とても風合いがあるのでガラス形状もお気に入りポイントの一つです。
回転ベゼルの操作は外胴プロテクターが一段下がっている右上と左下側を持って操作します。右腕に腕時計を着ける場合はやや操作がしにくいかもしれません。
回転ベゼルを操作するトルク感や繊細なクリック感はスゴイとしか言いようがありません。
純正で付いていたポリウレタンバンドはすぐにモレラートの革ベルト「ワイド」に交換したのでほとんど使ったことがありません。
この「ワイド」を選んだ理由は肉厚な造りと上品なステッチが気にいって購入しました。
じつはツナ缶を買うより先にこの「ワイド」を買っていました。このベルトを見つけたのでツナ缶を購入したと言っていいかもしれません(笑)
★SBBN017は現在は廃番となっています。後継モデルはSBBN033です。
このデザインと大きさが独特のオーラを出していて、他の時計では味わえない満足感があります。
使用感や経年変化など
<サイズ感>
ツナ缶は「すごく大きい」とよく言われますが、実際に着けてみると大きさはあまり感じません。
実寸では幅47.7mmもありますが大きさを感じないのは、ラグが短くリューズが4時位置にありリューズガードもないので全体的にスッキリしているからだと思います。
それに最近人気のGPSウオッチ「アストロン」も46mmほどのサイズなので、このサイズでも大きすぎるという印象も薄れてきています。
4時位置リューズは腕にあたりにくく本当に装着感がいいんです。
また、重量は130gほどしかなく重さを意識することもほとんどありません。
<ガラス>
ガラスはサファイアガラスではなくハードレックス(強化ガラス)ですが、私のような普段使いではキズが入るようなことはありませんでした。
また、デュアルカーブガラスなので角度がついても時刻が見やすくなっています。
カーブガラスなので光の反射や映り込みなどが多少ありますが、私はすぐに慣れてしまい気になりませんでした。
時計店のライトが沢山ある店内で試着してみるとスゴク反射して見にくい印象があるかもしれませんが、一般的なオフィスや屋外ではまず気にならないと思います。
それに、すぐに反射に慣れてしまって気にならなくなります(笑)
*デュアルカーブガラスとは:内面もカーブしているのでガラスの厚みが変わらず歪みが少なく、どの角度からも時刻が見やすい。
<精度など>
ムーブメントは定評のある「7C46」が採用されています。本当にびっくりするほど精度が高く、半年間で5秒ずれるかどうかで時刻合わせをした記憶がないほどです。
どうしても腕時計はメカニカルムーブメントの方が通っぽいイメージがありますが、この7C46ムーブメントは蓄光のたっぷり乗った太く重い針も回せるセイコーの誇る高トルク型クオーツムーブメントなので信頼性も精度にも満足です。
しかも電池寿命が5年という高い実用性もスゴイ!
<キズや経年変化>
このモデルはダイヤシールドがされていないので、プロテクターに小傷が入っていますがあまり気にしていません。
でも、「現行モデルのようにダイヤシールドだったらなー」とは少しだけ思っています…。
回転ベゼルも動きが重くなったりなどのトラブルはありません。また、ルミブライトも劣化を感じさせず明るくよく見えます。
毎日着けてはいませんが5年ほど愛用して小傷が入った以外は操作系もしっかりしていて経年変化を感じません。
装着感が良く、大きさはありますが普段使いをしても特に不満がありません。
ムーブメントの精度も良くて大満足です!
モレラートの革ベルトに交換しました
購入してすぐにモレラートの「ワイド」という革ベルトに交換しました。*このワイドは2022年現在は廃番となっています。
ツナ缶の大きさや厚さに負けないくらいの肉厚でしっかりした革ベルト、きれいにステッチも入っていて高級感もあります。
このような肉厚なベルトがなかなか無く、色々探してようやく見つけました。ツナ缶の大きさや存在感に負けない良いベルトです。
ステッチも丈夫でほつれることもありません。
カーフなので使いこんでいくと良い感じに柔らかくなりしっくりきます。とてもしっかりした造りのベルトで耐久性もばっちりです。
ただし、もう5年ほど使っており汚れやひび割れも目立ち定革も切れそうになっているので交換しないといけませんが…。
同じダークブラウンにするか今度はブラックにするかちょっと迷い中です。
(このモデルの革ベルトは22mm幅になります)
カシスのDバックルを使用
モレラートのベルトは通常の尾錠ですが、革を傷めないことや着け外しのしやすさを考えてカシスのDバックルに交換しています。
Amazonなどで安価なDバックルも売ってはいるのですが、ツナ缶の大きさやデザインに負けない剛性感のあるデザインのカシスに決めました。
実際に長年使ってみてカシスのDバックルは剛性感も高く装着感も非常に良かったです!
プッシュボタンのカチッとした操作感も良く、可動部分にもガタツキがなく本当に長く使える高品質のバックルです。
やや高価ですがカシスのDバックルは満足感が高くおすすめです。
(このベルトのDバックル取付幅は18mmになります)
このベルトの組み合わせは見た目も使いやすさも抜群なので自信をもっておすすめします。
YouTubeに愛用ツナ缶をアップしました!
YouTubeで愛用のレザーストラップに交換したツナ缶のレビュー動画をアップしました。
ぜひ一度チェックしてみてください!
後継モデルの「SBBN033」*2022年現在廃番
後継モデル「SBBN033」
出典「SEIKO」
私の「SBBN017」と現行モデル「SBBN033」との大きな違いは、
- 針の形状と文字盤デザイン
- 外胴プロテクターの仕上げ
- リューズのマーク
などです。
針形状や文字盤・外胴プロテクターの仕上げなどが大きな違いで、その他にもカレンダー色やリューズマーク・ダイヤシールド加工・バンド素材など細かな部分にも違いがあります。
SBBN033の針や文字盤はスッキリとしたデザインで現代的な印象。
個人的には「針の形状がスマートすぎてアクが無くなってしまった」と思っていたのですが、最近は見慣れてきて「おしゃれだなー」って思いますw
それに、カレンダーのベース色が黒になりカレンダー枠も無くなって文字盤がグッと締まって見えるのもいいんですよね…。
ちなみに、SBBN033の外胴プロテクターはミラー仕上げになっていてピカピカなので好みが分かれると思います。
2022年現行モデル&カシスDバックルはこちら
▼2022年現行モデル(シルバーベゼルモデル)
▼カシス「Dバックル」
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