アンティークのロレックスやルミノックスが欲しくて調べていると
かならず出てくるT25やT SWISS Tって表記が気になりませんか?!
キーワードはトリチウムです。
ダイバーズウオッチやミリタリーウオッチでは暗がりでの見やすさが重要になります、
そうです、夜光という機能です。
T25やT SWISS Tは夜光に関しての表記なんです。
夜光:時計の針や、文字盤に暗くなると光る塗料などを塗って見やすくしている
T25、T SWISS Tの意味
どちらも、夜光についてトリチウムという放射性物質を使用しているという意味です。
もちろん身体に有害にはならないほどの、微量な放射線しか出さないので心配はありません。
トリチウムの放射性物質は半減期が12.3年で、ほとんど放射が失われます。
(12.3年で放射線がほとんど出なくなり、夜光の機能が無くなってしまう)
「T25」はトリチウムの放射線量が25ミリキュリー以下であるという意味です。
なぜ放射性物質を夜光につかう?
それは、「常に光り続けるから!」
現在の夜光は蓄光(ちっこう)とよばれ、光を蓄えて発光し、少しずつ暗くなっていくのですが、
放射性物質を使う夜光は自発光(じはっこう)とよばれ、蛍光塗料にトリチウムの放射線が当たることにより常に光り続けているのです。
自発光イメージです
(注意:トリチウムの放射線が光るわけではありません)
なので、長時間の安定的な見やすさを必要とする、ダイバーズウオッチやミリタリーウオッチには多く採用されていました。
しかし、1990年代から放射性物質を廃止したより安全な蓄光塗料にほとんど変わってしまいました。
ガラス管タイプ
塗料タイプは1995年ごろに廃止され安全な夜光塗料に変わっているのですが、「T25」のガラス管タイプは現在も使用されています。
(ガラス管タイプ:ガス状のトリチウムをガラス管に封じ込めてあり安全性を高めている)
*代表的な時計はルミノックスやケンテックスなど
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どこにT25とか書いてある?
カタログやネットでは「T25」や「T SWISS MADE T」って表記されているけど
実際にどこに書いてあるか分からない方も多いと思います。
ほとんどは、時計の文字盤の6時側に本当に小さな字で書いてありますが、ルーペなどで見ないと分からなかもしれません。
6時側に小さく表記されている
T SWISS MADE Tの表記
劣化したトリチウム夜光がいい色に!
1990年以前の時計などでトリチウム夜光を使っていた針やインデックスは
もう半減期を過ぎて光ることはほとんどありません。
しかし、このトリチウム夜光が紫外線や温度により劣化すると
クリーム色や薄茶色に変色して、すごくいい雰囲気になるんです!
ロレックス専門店などには必ずアンティーク時計が飾ってあると思うので、興味がある方は観てみてください、とてもいい雰囲気です。
最後に
現在の時計はほとんど蓄光タイプで少しずつ発光量が落ちてきますが、
ルミノックスなどのT25マイクロガスカプセルなどは、
なんとなく冒険心をくすぐりますね!
(まったく冒険はしませんが…)
また、アンティークのロレックスの雰囲気もいいですねー!!
photo by watch-mix
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