こんにちはwatch mixです。
今回は腕時計のバックルにある微調整のやり方とコツをご紹介しようと思います。
今はプッシュボタンで簡単にスライドして調整できるバックルの腕時計も増えているんですが、海外ブランドの腕時計を中心にまだこの微調整タイプのモデルも多くあるので、時計が好きな人なら調整方法を覚えておいても損はないと思います。
とても簡単な作業なのですが、ちょっとしたコツを知っているのと知らないのでは作業時間がまったく違うこともあるのでぜひチェックしてみてください。
微調整ができるバックル(中留)は⁉︎
微調整ができるバックルにはサイドに穴が数カ所あいています。
この穴が数カ所あるかどうかで微調整が出来るか出来ないかを判断します。
微調整する為の工具について
この微調整にはバネ棒外しという工具を使うのがおすすめです。
ネット情報ではつまようじなど先が尖ったモノでも出来るとありますが…、もちろん出来ないことは無いと思いますが「ベルトのサイズ調整などもチャレンジしたい!」って方はバネ棒外しを買ってしまってもいいと思います。
ちなみに私が愛用しているバネ棒外し(明工舎製作所 MKS46000)は数百円くらいで、予備のパーツがセットになった場合でも千円ちょっとくらいのお手頃価格な工具ですが、「時計販売員のほとんどの人が使っている」と言って良いほどの定番の工具なので自信を持っておすすめします。
この工具については概要欄にAmazonのリンクを貼っておくので、気になった方はチェックしてみてください。
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微調整のやり方とコツ
微調整のやり方はバネ棒を外して好きな所に移動させるだけ。
作業の手順は、
- バネ棒の先を押し込んで、少し外へ移動させる
- バネ棒の先に指を被せてバックルから外す
- バネ棒を移動させて穴へ入れ、ベルトを固定する
これだけで微調整の完了です。
では細かく手順を解説していきます。
①バネ棒の先を押し込んで、少し外へ移動させる
まずはバネ棒外しの先を穴に入れてバネ棒を押し込んでいき、時計ベルトを持って少しだけバネ棒をバックルの外側へ移動させます。
ここで重要なポイントは「ベルトを外してしまわいない」ことです。
この時のポイントはいきなりベルトを外そうとせずに一度バックルのフチあたりで止めておくことです。
②バネ棒の先に指をかぶせる(ココが重要!)
バネ棒を少し移動させたらバネ棒に指がかぶるように、バネ棒があると予想するベルトのフチあたりに指をそえるようにします。それからゆっくりとベルトをバックルから外してください。
この指をかぶせる理由としては、バネ棒は名前のとおり中にバネが入っているのでバックルからバネ棒の先が出た瞬間にどこかへ飛んでいってしまう可能性があるからです。
あまり想像できないかも知れませんが、皆さんが思っている以上にバネ棒は勢いよく飛ぶので部屋の反対の隅まで飛んでいってしまって最悪の場合は探しても見つからないんてことになりかねません。
③バネ棒を移動させて穴へ入れ、ベルトを固定する
ベルトが外れたらサイズを広げたい場合はバックルの外側へ、狭くしたい場合はバックルの内側の穴へずらして入れて、ベルトを固定すれば微調整の完了です。
微調整の完了後はバックル穴にバネ棒がちゃんと入っているか目でチェックしてから、最後は手で引っ張って固定できているかを再確認してください。
注意:バックルの穴の位置によっては微調整では適切なサイズに調整できない場合があるので、その場合はベルトのコマで調整してください。
YouTubeで動画解説もしています!
YouTubeの動画でもバックルの微調整について解説しています。
文章では伝えきれない動きも動画なら分かりやすいと思うので、宜しければ動画でもチェックしてみてください。
YouTubeではちょっとした裏ワザもご紹介しています。ぜひ一度チェックしてみてください。
あとがき
バックルでのサイズ微調整は慣れるまでちょっと苦戦するかも知れませんが、慣れてしまうと季節の変わり目や体型の変化に合わせてジャストサイズで時計を着けることができるので、お気に入りの腕時計を着けるのが更に楽しくなると思います!
ぜひチャレンジしてみてください。
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