【これを見れば誰でも調整できる!】
いまはダニエルウェリントンやnordgreen、オリビアバートンなどお洒落な腕時計をネットショップで購入する人も多いと思うので、元時計屋の私がメッシュストラップの調整方法を分かりやすく写真解説していきます。
メッシュストラップはとても簡単な調整方法なので「正しい調整方法」と「調整のコツ」さえ知っておけば、朝出掛ける前にちょっと微調節するなんてことも可能。
また時計をプレゼントする場合も渡したその場で調整できるのですごく喜んでもらえると思います、ぜひ調整方法をチェックしておいてください。
メッシュストラップ調整について
メッシュストラップはスライド式という誰にでも簡単に調整ができる方式になっていますが、まちがった方法で無理に調整すると金具を壊してしまう可能性もあるので注意が必要です。
はじめて調整するひとは記事を読みながら調整をするのではなく、調整方法を最後まで読んでから調整をはじめてください。
調整に必要なモノ
メッシュストラップを調整するには付属の専用工具や精密ドライバーなど金属製で先が細いモノが必要となります。
時計ブランドにより専用工具が付属している場合と、付属していない場合があるので説明書やボックスの中を確認してください。
■必要工具の一例(どれか一つでOK!)
- 付属の工具(付属しない場合もあり)
- 精密ドライバー(マイナス)
- 千枚通し
ケガの元となるのでハサミなど刃物での調整はやめましょう。
専用工具が付属している場合でも小さなモノが多いので、持ちにくいと感じたら精密ドライバーなどで調整するのがおすすめです。
ちなみに精密ドライバーは100均で売っているドライバーでOK!
調整方法を分かりやすく解説
調整の方法はたったの3つの手順だけ、ゆっくり作業すれば誰でもできるので心配する必要はありません。
手順1『元のサイズを確認する』
はじめて調整する場合に失敗しやすいのが、元のサイズを確認していないので何度も調整をしないとぴったりにならないこと。
調整をするときはストラップを裏側から見て、時計側からのミゾがいくつあるか確認しておきましょう。
ちなみにサイズを小さくするなら時計本体側のミゾの数を少なく、大きくするならミゾを増やすように調整します。
手順2『スライド金具のロックを外す』
メッシュストラップのサイズ調整はスライド金具のロックを外して金具をずらすだけ簡単。
時計ブランドにより写真の金具と形状が少し違うかもしれませんが、金具にある穴に工具を入れて引きおこすだけでロックが外れるようになっています。
*工具を入れる穴に「⇒」マークがある金具もあります。
この時に注意するのが「工具は必ず時計本体側から差しこむ」こと。
工具を差し込んだら工具の先を起こすようにしてロックを外します。
金具に「⇒マーク」がある場合は矢印方向に差しこむと勘違いしやすいので注意が必要。間違えて反対から差しこむとストラップを引っかけるバーが外れてしまう可能性があります。
手順3『ミゾを合わせてロックする』
さいごは調整したいサイズに金具をずらしてロックするだけ。
大切なのはストラップとスライド金具のミゾを合わせること。
ロックするのに凄く力が必要な場合はミゾがずれている可能性があるので、もういちど金具を合わせなおしてロックしてみてください。
金具をずらしたらストラップを表にして金具をロックします。
金具をずらしてからストラップを上向きに持ちかえるときに、スライド金具が動いてしまわないように注意してください。
これで調整が完了です。
もしまだ小さかったり緩い場合は、再度ストラップのミゾを数えて元サイズをチェックしてから再調整をしてください。

調整のコツまとめ
はじめて調整するときは以下の3つのコツを覚えておいてください。これだけで誰でもサッと調整することができるでしょう。
- 調整前に元サイズを確認しておく
- 工具は時計本体側から差しこむ
- ロックするときはミゾを合わせる
ただし時計の個体差により正しい調整方法をしても、ロックを外したりロックするときに凄く固い場合があります。
工具を使って作業していても全くロックが外れる気配がない場合は、ムリをしないで時計店で調整してもらうか購入店に相談をしてみてください。

私が時計店で働いていたときにも年に数本はびっくりするくらい金具が固い時計がありました、個体差もあるので決して無理をしないでください。
正しいサイズについて(おすすめサイズ)
時計のストラップの適正サイズは指が一本入るくらいと言われています。
ただし指がスッと入るくらいでは緩くて時計が回ってしまうので、指先がギリギリ入るくらいのサイズで良いと思います。
着用感を良くしたり時計にダメージを与えないためにも腕と時計にすき間があった方がいいのですが、ぴったりが好きな人はぴったりサイズでも構わないでしょう。
ただし、ぴったりサイズの場合は不意に転んだりしたときに手をついてケガをしたり時計を壊す原因になるので注意してください。
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