ソーラー時計の二次電池の寿命について【エコ・ドライブなど】

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ソーラー時計は電池交換不要!?

エコドライブやタフソーラー、エコテックソーラーなど各社いろいろな名前でソーラー時計を発売しています。

カタログなどには”電池交換不要”と書かれていますが、実際は使用して10年以上になると二次電池といわれる充電池が劣化して不具合が出る場合もあります。

症状としては、

  • 光に当てても動かない
  • 2,3時間で止まる

などで、こんな場合はオーバーホールが必要になる場合もあります。

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二次電池の寿命は?

ソーラー時計はソーラーパネルで発電して二次電池という充電池に溜めてからシステムを動かすのですが、各社この二次電池の寿命などは公表していません。

公表しないのは”使い方や使用条件”により寿命が大きく違ってくるので正確には分からないというのが本当でしょう。

私は長く時計販売をしていましたが、”10年以上大丈夫!”というお客さまもいれば、”5年しないうちに止まった!”というお客さまなど「一概には何とも言えない」というのが私の本音です。

しかし、修理の受付もしていましたが二次電池が原因というトラブルは少なかったと記憶しています。

CITIZEN公式HPより

サポート「電池交換」より

二次電池は、充電を繰り返し行えるため、従来の電池のような定期的な電池交換の必要はありませんが、長期間使用されますと歯車の汚れ、油切れなどにより電流消費が大きくなり二次電池の容量が早くなくなります。定期的な分解掃除(有料)をお勧めいたします。

出典「CITIZEN

長年ソーラー時計を販売しているCITIZENでも二次電池寿命を公表していません。

上記のように二次電池の劣化より、機械部分の汚れや油切れの原因による充電池切れの早まりを指摘しています。

私も同様に、腕時計の使用10年以降のトラブルの多くは機械部分の不具合要因が大きいと考えています。

私的な回答

あくまでも私的な回答になりますが二次電池の寿命としては”10~15年”ほどでしょう。

完全に電池がダメになるのではなく、冬場など時計が衣類に隠れやすい時期などに止まるなど条件により止まり・遅れなどの不具合が起こりやすくなると考えます。

オーバーホールは10年程度は出さなくても大丈夫だと思いますが、本当に大切にしたい時計なら10年目くらいに不具合がなくてもメンテナンスに出すことをおすすめします。防水性維持のためパッキン交換することも大切です。
*十数年経ってから修理に出した場合、部品がなく修理不可になる場合もあるため

動きがおかしいときは

太陽 雲 イメージ フリー素材

ソーラー時計なのに止まってしまった場合は、日光で一日ほど充電をしてみてください。屋内の蛍光灯では光量が少なく非常に長くの充電時間が必要になります。

ソーラー時計 充電図 SEIKO 公式HP 引用出典「SEIKO」

冬はとくに袖に隠れていて充電不足になりやすいので、ひと月に一度は窓際など直射日光で充電しましょう。
*夏場は高温にならないように注意が必要です。

ソーラー時計には過充電防止機能があるので光を当てすぎても心配はありません。

充電時間の目安は取扱説明書に記載されているので確認してください。

最後に

腕時計の二次電池は一般的な使い方なら10年以上は大丈夫でしょう。

ソーラー時計は使わない時などは引き出しやケースの中に入れず、光が当たるところで保管してください。

完全に二次電池が無くなると過放電となり、二次電池を消耗・劣化させる原因になるので気をつけてください。

ソーラー時計は毎日使うのが一番長持ちさせるコツです。

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