20年前の古い時計の修理はできる?どこで、いくら?

古い時計の修理について ・メンテナンス
・メンテナンス

20〜30年前の古い腕時計の修理で、

  • 「どこへ出していいのか分からない」
  • 「1度メーカーに修理を断られたけど、どうにか修理したい」

って方はいませんか?

古い腕時計の修理についてお話しします。

古い腕時計の修理はメーカーや時計販売店などに依頼した場合に断られるケースが多くあります。

なぜなら”メーカーの規定内の修理”しか対応できないからです。

また、基本的に補修部品を流用したり部品を加工して修理することもしません。これは日本全国どこで修理を出されても、均一の修理サービスを行うためなのです。

でも諦めないで下さい、メーカー修理を断られても時計修理専門店が有ります!

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メーカー修理を断られる場合

腕時計 修理 イメージ フリー素材

メーカー修理を断られるのは、補修部品が入手出来ない場合がほとんどです。

国内時計メーカーでは”補修用性能部品の保有期間を7年間”と規定しているため、生産終了後10年を過ぎると部品が無くなり修理不可になるケースが増加します。

しかし、時計のデザインが変わっても同じムーブメント(中の機械)が継続して生産されている場合は内部の機械的修理は可能です。(機械式、クォーツ)

ただし、外装パーツ部品はストックが無くなりやすく、交換が必要な場合は修理不可になる可能性が高くなります。

*外装パーツとは:ケース(時計本体)、リューズ、プッシュボタン、ベルトなどです。

■ 機械式時計の場合

機械式時計では油切れなどの通常のオーバーホールは基本的に長期にわたり修理が可能ですが、例外的に断られるケースもあります。

それはムーブメントに”サビ”が出ている場合などです。

いちどサビが発生すると進行を止めることが難しいので、基本的にはムーブメント交換修理になります。その時に同じムーブメントが無く交換が出来なければ修理不可になる場合があります。

クロノグラフなどはボタンなどのパッキン劣化により湿気が入りやすいので定期的なオーバーホールをおすすめします。

機械式時計のサビは致命的なトラブルになるので注意!

修理不可になりやすい時計は?

  • 時計の購入後30年以上過ぎている(特にクオーツ時計)
  • 文字盤、リューズがあきらかにサビている(文字盤がサビていると、中もサビている可能性が高い)
  • 古い時計で外装パーツが腐食、欠品している(時計本体、リューズ、ベルトなど)

以上に当てはまる場合はメーカー修理では断られやすくなります。

時計修理専門店があります

腕時計の修理はメーカーにしかできないと思っている人がほとんどだと思いますが、配送で修理をする時計の修理専門店も多くあります。

メーカー修理を断られた場合は、修理専門店で見積もりをしてみましょう。

お気に入りの腕時計の修理をあきらめないでください!

こんな修理も可能です

  • メーカー修理より安く修理したい
  • 防水性が無くても動けばいい
  • 外装パーツのキズが残ってもいい
  • 交換部品が無ければ代用の部品でもいい

などです。

完璧な修理では無くても”どうしてもお気に入りの時計なので使いたい”という人に修理専門店はおすすめです。

料金は幾らくらい?

 参考料金 3針時計 クロノグラフ
ロレックス ¥39,800~ ¥46,000~
舶来時計 ¥29,800~ ¥39,800~
SEIKO ¥18,000~ ¥25,000~ 
その他 ¥18,000~ ¥25,000~ 

上記はオーバーホールの参考料金です。ただし、それぞれ症状が違うのであくまでも目安と考えてください。

交換部品が必要な場合は部品代が別途かかります。

 海外ブランドおすすめ修理専門店

▼「時計修理の千年堂」
・ロレックスなど高級時計から古い形見の時計までOK

>>時計修理の千年堂

▼「時計修理専門店WATCH COMPANY」
・ロレックス・オメガ・ブライトリングなど

>>時計修理・オーバーホールの【WATCH COMPANY】はこちら

私の時計も修理専門店で修理しました。

ハミルトン クロノグラフ イメージ

私もメーカー修理不可の腕時計2本を修理専門店にて修理しました。

■ 古いハミルトン
あまり高価でないハミルトンなのですが、レマニア5100というムーブメント(機械)が使われている時計でメーカー修理が出来ませんでした。

何年もそのままにしていたのですが、初任給で購入した思い出の時計なので防水が全くない状態ということでしたが配送で修理専門店にてオーバーホールしました。
(修理費用は約4万円)

こちらでご紹介しています「時計店で修理不可だったレマニア5100をオーバーホールして頂いた話

■ レオニダス
レオニダスというブランドの手巻きアラーム時計ですが、その時計ブランド自体がもう無いので修理専門店でオーバーホールしました。

手巻きの味わいのある腕時計なのですが、防水性能が元から低く文字盤に少しサビが出ていますがちゃんと動いています。
(修理費用は約3万円)

どちらの時計もパッキン部品が無く防水性能の保証が無いオーバーホールでしたが、私はオーバーホールして頂けるだけで嬉しく今も大切に使っています。

関連記事ホンネの話し、機械式時計のオーバーホールの頻度は?どこでする?

コメント

  1. 郡川 敏幸 より:

    お世話になります。セイコーダイバープロフェッショナル600という機械式時計を持っています。
    近所の時計屋さんでオーバーホールしながらだましだまし使てきましたが、数年前に壊れま
    した。(秒針がぐるぐる回るようになり)確かアンクル?というパーツが折損しているとか。
    東京美宝さんというところに修理依頼をしましたが、1年ほど部品待ちをしましたが入荷しないとのことで、現在手元にあります。
    ぐるぐる回った時に、秒針に入っていた夜光塗料も粉々になってしまっています。
    このような時計、修理不能でしょうか?

    • watch-mix watch-mix より:

      郡川様コメントありがとうございます。

      古い国産の時計はパーツの欠品なども多く修理不可になる場合が多くて困りますよね…。

      私は利用したことのない修理店なのですが、銀座にある「あいあいショップ」という修理店でご相談されてみてはいかがでしょう。
      ホームページを見るとかなり個性的な修理店なのですが…親身になってパーツ製作まで対応してくれるお店のようです。

      ダイバープロフェッショナル600は私の憧れの時計でもあります。修理ができればいいですね!
      *エラーになっており再送しております、2度送信されてしまった場合は申し訳ございません。

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