【フューチャーファンクにヤラレタ!】
最近は高級時計やシンプルな時計が主に売れているようですが…、私は高級でもなく、シンプルでもないスゴイ時計に出会ってしまいました。
それは、
「FUTURE FUNK」クセが強すぎる!!
クセが強すぎて時刻が目に入ってこない…。
今回は、好き嫌いがハッキリしそうな超個性派の腕時計「FUTURE FUNK(フューチャーファンク)」を徹底レビューします。
1万円ちょっとで買える超個性的な腕時計「FUTURE FUNK」をご紹介します!
「フューチャーファンク:FF101-YG-LBK」を時計マニアが徹底レビュー
この「FUTURE FUNK」は1970年代に開発されていた”ローラー型アナログデジタルウォッチ”をオマージュをして現代的デザインで復活させたモデルだそうです。
公式サイトを見てみると、
世界が宇宙開発に沸いた1970年代、多くの時計メーカーがその時代を反映した斬新な腕時計の開発に力を注ぎ、独創性に満ちた数々のモデルが世に生み出されました。
数字が印字されたディスクを水平回転させて時刻を表示する機械式腕時計は特に注目を集め、1974年のBaselworldでは車のメーターや飛行機の計器のようにローラーを縦に回す腕時計も発表され話題を呼びました。
出典:FUTURE FUNK
と書かれています。
確かに1970年代の宇宙開発のニュース映像に出てきてもおかしくないレトロ感あふれるデザインの腕時計。
はたして”ローラー式腕時計”というジャンルがあったかどうかは分かりませんが、「どこかで見たような?見たこと無いような?」って不思議な感覚になってしまうデザインが私の心にグッサリと刺さりました。
【フューチャーファンク】って言葉がぴったり。
イイね!
まるで博物館に展示されているアポロロケットから計器をもぎ取ってきて時計にしたようなレトロ感のあるデザインが新鮮!
まずはデザインと外観を細かくレビューしていきます。
第一印象は「未来ちっく??」
はじめて見たときの印象は「おー!未来ちっくなデザインがヤバイね…」って感じ。未来なのか過去なのか不思議な感覚になるデザイン。
ケースデザインは80年代に流行ったデジタル時計のような形状で、中央にメカニカルカウンターらしき数字が並んでいて、あたかも骨董品のメカっぽいイメージ。
まるで映画の小道具のようなローラー式デジタルが、かすかな駆動音を伴いながら時刻を進ませていきす。
ケース正面はヘアライン仕上げされているので、想像よりもシックな感じでチープな印象はありません。
またエッジラインに歪みもなく、ケースサイドのミラー仕上げも上質な光沢を発しています。
もちろん高級感があるとは言いませんが、大人のお洒落なアイテムとして楽しむには十分なクオリティーを持っていると言っていいでしょう。
ストップウォッチやアラーム・ライトなど特別な機能は何一つ付いていませんが、誇らしげに4つもプッシュボタンがついているのもお気に入りポイント。
メタルブレスもあるのですが、私はレザーストラップが好きなので迷わずこのモデルにしました。ワンポイントのカラーステッチの入ったレザーストラップは、時計本体に負けない肉厚な造りとなっているのが◎
レザーストラップがFUTURE FUNKのアナログ感に合っているような気がします。でも汗や雨などを気にする人や、ソリッド感を演出したい人にはメタルブレスの方がおすすめですね。
そしてサイドから見ると、時刻表示のローラーを回転させる構造のため時計本体の厚さが15mmとかなり分厚い。
でもこれがまったく嫌じゃないんです。
ラグが短いこともあってベルトが綺麗に腕に沿ってくれるので、私の細い腕にもしっくりきます。(ちなみに私の腕周りは16cmです)
このモデル以外に、もっとレトロ感のある丸型やトノータイプもありますが、私は昔のデジタル時計をまるで魔改造したようなこのタイプが気に入っています。ゴールド以外にもシルバーやブラックもありましたが、がっつりと楽しみたいので一番目立つゴールドを選びました。
デザイン、カラーともにかなり楽しめる一本!
時間の流れが「縦回転」という世界観
このFUTURE FUNKの本当の楽しさは時刻ローラーの動きを見ないと分からないと思います。
最高なのが「デモンストレーションモード」、これは右上のプッシュボタンで発動するのですが、アナログデジタルがぐるんぐるん回転して数秒後に現在時刻にピタッと止まるんです♪
時刻ローラーがぐるんぐるん動いている様子がとにかく怪しげで楽しい。
コレ、これこそファンク!
このサイバーパンクっぽいヤバそうな動き。ちょっと壊れそうで、バッテリー消費量がムダに多そうなこの感じが最高!!
ついついデモやっちゃうんですよねー。
そうそう、一つだけ注意することがあります。
それはローラーが回るとき「ジ.ジ.ジ..」とわずかにギアの駆動音がします、これが案外耳に届くんです。シーンとした図書館などでは間違ってもデモモードを起動させない方がいいですよ。
それとこのローラーの造りがちょっと変わっているって言うか、想像の斜め上をいくヘンな構造なんです。
10分単位のMINUTEローラーをよく見ると、「1.2.3.4.5.6.7…??、えっ?59分までしかないのに…なぜ?」ってなりました。
たぶん構造上の関係だと思いますが、10分単位のローラーに必要の無い6.7.8.9の数字も並んでいるんです。
これ、どうやって動くか気になりませんか!?
それはこちらの動画で見てください、
いかにもローテクな感じの動きも最高でしょwwこのムダな動きをするのもアナログだからこそ。
Apple Watchなどのスマートウォッチのアプリでレトロ感を出しても、この独特なムダ感の再現なんて絶対できません!
(する必要も無いと思いますがw)
「サイバーパンク・近未来・ノーフューチャー・世紀末…」70年代に流行ったような言葉がそのままハマるような何とも言えないデザインとアナログな動き。
映画で言えば「未来世紀ブラジル」や「ブレードランナー」などの荒廃した近未来イメージ。
それと「カウボーイビバップ」的なお洒落なノリも感じます。
このFUTURE FUNKを見て、
「想像していた未来よりズレてしまった」という世界観を勝手にイメージしてしまいました。
デザイン・大きさ・かすかな駆動音のすべてが私のツボに刺さりまくり!
想像以上に格好良くて大満足!!
まー値段が値段なので造りも荒くてそれなりなの時計かと思っていたのですが、想像していたより丁寧な造りの腕時計でした。
ケースの仕上げも良いしデジタルローラーの駆動も滑らか、それにレザーストラップも柔らかく着けごこちも上々。
かなり満足感の高いお洒落な腕時計でした。
厚さはあるのですが大きすぎる印象はあまり無く、オックスフォードシャツなどシンプルな服装にでも想像以上に合わせやすく使いやすいのがよかったです。
ただ、私はゴールド×レザーストラップのモデルを選んだのですが、夏のTシャツなどラフな服装より秋冬のジャケットなど重めの服装の方が似合いそうだと思いました…。
(夏前に手に入れたばっかりなのに…)
ゴールドカラーはミリタリージャケットやダウンジャケット、レザー系コーデにめちゃくちゃ似合いそうなので今年の秋冬を楽しみにしています。
季節関係なくオールラウンドに使いたい人はシルバーを選ぶ方がイイかもしれません。
あとがき
FUTURE FUNKはオマージュモデルということなので完全オリジナルのデザインや表示機構では無いのでしょうが、そんなの全然OK.OK!
昔のラジカセについていたようなアナログのテープカウンターのような動きを見ているだけで私はニヤニヤして十分に楽しめます。(ラジカセのテープカウンターを思い出す人は少なそう…)
何だろね、この感覚。
スマホで時刻を見ればいい時代だからこそ、心から楽しめる個性的な腕時計だと感じました。
最後に、
威張れる時計が欲しい人にはおすすめしませんが、時計を思いっきり楽しみたい人になら自信を持ってイチオシします。
あなたもFUTURE FUNK買っちゃえ!
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